結婚式場での驚き!!!〜名古屋編〜
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   両親への言葉

新郎の友人からの祝福のことばのあと、紹介された新婦の友人ですから、緊張しないわけ、ないですよね。
わたしがその立場でも、ぜったいに嫌な雰囲気になっていたのです。

挨拶を終え、普通ならすっきりした表情で席に帰るはずの新郎の友人が、今でも泣きだしそうな、とにかく申し訳なさそうな表情で目の前を歩いていたのですから。

最初はおどおどしたような感じで、マイクの前まで進みましたが、話し始めると、こいうった場に慣れている子だったのか、明るく上手に話し始めました。
前のこともあるので、招待客の方も、ちょっと構えて聞いていましたが、そのうち彼女の話しに引き込まれてしまっていたのです。

新婦との出会いから、学生時代の思い出。
そして、自分にとってはかけがえのない親友であること。
その親友を、新郎である旦那さまに託します、といった内容のスピーチ。

そして、最後に、
「○○ちゃんの笑顔と幸せを、どうか“一生”守ってください。」
その、“一生”という、力のこもった彼女の言い方に、会場にいる皆が感動したのではないかと思います。
新婦も、スピーチしている彼女の目にも、涙が浮かんでいましたから。
中には、もらい泣きしている人までいました。

彼女のスピーチが終わると、めずらしく、このアナウンサーが、
「素敵なスピーチでしたね。彼女のためにも、○○さん(新郎の名前)、○○さん(新婦の名前)を幸せにしてあげてくださいね。」

ここだけ聞くと、さらにじーんとくるところなのですが、まだ、新郎友人のスピーチの記憶が新しく、前と比較した彼の歴然とした態度の違いに、少し引いてしまった人も少なくなかったのではないでしょうか?

そりゃ、新婦の友人は、新婦に負けず、かなりの美人でしたからね。
こうもあからさまに態度が変わると、人って、冷たくされた人間の見かたをしたくなってしまうのも事実だし。
ただ、新婦の友人のスピーチは、ほんとうに素敵だったんですけどね。

そんなこんなで、おやっと思う場面も、それからも続きましたが、大きなハプニングもなく、いよいよ新郎新婦から両親への感謝の気持ちの場面へ。
まずは、新婦からの手紙が、本人によって読まれました。
よく聞く内容ではあったのですが、彼女もそれほど困らせることなく、育っていたのでしょう。
それでも、いままでありがとうございました、と、涙とともに語られると、じーんときてしまいますよね。

この辺りになると、自分が出てき始めたアナウンサー。
「新婦さんの気持ちは、ご両親へしっかり伝わったと思います。幸せになってください。

みたいなことを、語っていた。
あんたの感想なんて聞いてないよ、なんて思ってしまいました。

そして、新郎から両親へのことば。このときになって、アナウンサーがしらけていることに気がつきました。
もしかしなくてもこの人、美人が好きなのかな?
新郎が、“ぼくが1浪したときも・・・”と言うのを聞いて、ふっと鼻で笑うのを見逃しませんでした。

新郎から両親へのお礼の言葉を言い終えたあと、このアナウンサーからはなんのコメントもなかったことは、いうまでもありません。
きっと、何人もの人が、そのことに気がついていたと思います。

無事に披露宴を終え、最後に皆で記念撮影をするころには、いつの間にかこのアナウンサーがいなくなっていたのです。
確かに、披露宴自体は終了みたいな雰囲気でしたが、せめて新郎新婦の退場までは、その場にいてほしいものですよね。

忙しい方かもしれませんが。
 
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