アナウンサーがいなくなったことを気にしつつも、ちょっと雰囲気の悪い彼がいなくなったことにホッとしたのも事実。
結婚式場側のスタッフに、笑顔で誘導されるままホテルのガーデンへ。
そこに、招待客が花道をつくり、お米を一握り渡される。
しばらくして、新郎新婦が登場し、2人が通る道を両サイドからお米で迎える。
高く放り投げられた白いお米が、太陽の光できらきらしてみえました。
ライスシャワーってやつです。
あとで、そのときの写真を見せてもらいましたが、バックのホテルの白い壁がさらに白く写り、ガーデンにある花が鮮やかで、その中でライスシャワーに手を挙げる新郎新婦の姿は、外国でのウェディングを見ているような雰囲気でした。
結婚式でも前撮りで、しっかりポーズした写真も素敵でしたが、そういった造られたものでない写真は、表情が自然で、楽しそうで、さらに良いものですよね。
最後の雰囲気が、披露宴での数々のハプニングを忘れてしまうくらい素敵だったので、ほんとうに良かったと思います。
恒例のブーケトスでは、ガーデンからチャペルに続く階段で行われました。何段か上がったところに新婦が後ろ向きに立ち、階段下で何人もの女性が待ちうける。
迷いましたが、形だけでも、と思い、わたしも参加。
たくさんの女性の一番後ろで待っていました。
ちらっと振り向いた新婦と、目が合った気がしました。
そして新婦は、空高くにブーケを放り投げる。
太陽がまぶしく、一瞬、ブーケを見失ってしまいました。
たぶん、ほかの女性もそうだったのでしょう。
わたしには、スローモーションに見えるような気がしたのですが、わたしの右前にいる人が一生懸命手を伸ばし、ブーケをキャッチしているその先で、新婦が残念そうにしているのを。
もしかして、わたしにブーケを渡したかったのかな?とも思ったのですが、独身主義だと伝えているのに、余計なお世話だよ、なんて思いながら、ちょっと嬉しい気持ちにもなってしまいました。 |